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2025.06.19

英検準2級ライティング・面接の難易度と対策方法|3級との違いから合格のコツまで徹底解説

英検3級に合格したお子様の次なる目標、英検準2級への挑戦を検討されている保護者の皆様、「3級とはどのくらい難しくなるの?」「ライティングや面接の対策はどうしたらいいの?」といった疑問をお持ちではありませんか?

英検準2級は高校中級程度のレベルとされ、3級よりも求められる英語力が大幅に上がります。しかし、適切な対策を行えば、中学生でも十分合格可能です。この記事では、英検準2級のライティングと面接の難易度から具体的な対策方法、おすすめ教材まで詳しく解説します。

英検準2級と3級の違いとは?レベルの変化を徹底解説

英検準2級の基本情報と高校中級程度のレベル

英検準2級は、高校中級程度のレベルとされ、日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。試験内容は一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接)で構成され、4技能すべてが総合的に評価されます。

試験時間は一次試験が約105分、二次試験が約6分です。一次試験の構成は、リーディング37問、ライティング2問、リスニング30問となっており、特にライティングの重要性が高まっています。

英検3級との決定的な違い|求められる英語力の向上

英検準2級が3級と大きく異なる点は、扱われる語彙数と文章の複雑さです。3級では約1,350語の語彙が必要でしたが、準2級では約3,600語と2倍以上に増加します。

また、ライティングでは3級の25~35語程度から、準2級では50~60語程度へと大幅に語数が増加。単に語数が増えるだけでなく、より論理的で説得力のある文章構成が求められるようになります。

面接においても、3級では身近な話題中心でしたが、準2級では社会的な問題や抽象的な概念についても答える必要があり、より高度な表現力が必要です。

合格率から見る英検準2級の難易度

英検準2級の合格率は3級よりもさらに低く、約36%程度とされています。これは3級の合格率約53%と比較すると、大幅に難易度が上昇していることがわかります。

特に一次試験から二次試験への進出率も3級より低く、ライティングでつまずく受験生が多いのが現状です。しかし、二次試験の合格率は約80%と高めなので、一次試験を突破すれば合格への道筋が見えてきます。

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英検準2級ライティングの難易度と出題形式

2025年最新の英検準2級ライティング問題形式

英検準2級のライティングは、2つの大問で構成されています。大問4はEメール問題で、提示された英文のEメールを読み、相手からの質問に答える形で30~40語程度の返信を書きます。

大問5は英作文問題で、与えられた質問に対して自分の意見とその理由を50~60語程度で書く必要があります。3級と比較して明らかに語数が増加し、より詳細で論理的な回答が求められます。

英作文のトピックは「学校にスマートフォンを持参することについてどう思いますか?」「外国語を学ぶことは重要だと思いますか?」など、社会的な話題や教育に関する内容が多く出題されます。

英検準2級ライティングの採点基準と合格に必要なスコア

英検準2級のライティングは、一次試験全体の33%を占める重要な項目です。採点は「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点で行われ、それぞれ4段階で評価されます。

内容面では、質問に対して適切に答えているか、理由が明確で説得力があるかが評価されます。構成面では、序論・本論・結論の流れが明確で、接続詞が適切に使われているかがポイントです。

語彙・文法面では、準2級レベルの語彙を適切に使用し、文法ミスが少ないことが求められます。特に時制の一致や複文の構造など、3級より高度な文法知識が必要です。

英検3級ライティングとの違い|語数と内容の変化

英検3級のライティングでは、Eメール問題が15~25語、英作文問題が25~35語でしたが、準2級ではそれぞれ30~40語、50~60語と大幅に増加しています。

また、3級では「好きな季節」「好きなスポーツ」など個人的な好みについて答える問題が中心でしたが、準2級では「環境問題」「国際交流」「教育制度」など、より社会的で抽象的なテーマが出題されます。

これにより、単なる個人の感想ではなく、社会的な観点から物事を考え、論理的に説明する能力が求められるようになります。

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英検準2級ライティング対策方法|効果的な学習法

Eメール問題の対策方法とポイント

Eメール問題では、相手からの2つの質問に適切に答えることが最も重要です。回答は基本的に現在形または過去形を使い、相手の質問に対して具体的で詳しい情報を提供する必要があります。

効果的な対策として、3文構成での回答パターンを身につけることをおすすめします。1文目で相手のメールに対する感想や反応を示し、2文目と3文目で2つの質問にそれぞれ答える構成が理想的です。

また、準2級レベルの語彙を積極的に使用し、単調な表現を避けることも重要です。「I think」「I like」ばかりでなく、「I believe」「I prefer」「I suppose」など、多様な表現を使い分けましょう。

英作文問題の対策方法と構成パターン

英作文問題では、決まった構成パターンを習得することが合格への近道です。基本的な構成は、意見提示→理由1→理由2→結論の4部構成が効果的です。

具体的には、「I think/believe + 意見」→「First, + 理由1」→「Second, + 理由2」→「For these reasons, + 結論」という流れで書くことで、論理的で説得力のある文章が作成できます。

理由を述べる際は、具体例や体験談を交えることで文章に深みを与えることができます。また、「however」「therefore」「moreover」などの接続詞を適切に使用し、文章の流れを明確にすることも重要です。

ライティング力向上のための段階的学習ステップ

ライティング力を効果的に向上させるには、以下の段階的なアプローチが重要です。

ステップ1:模範解答の分析と書き写し 過去問や問題集の模範解答を詳しく分析し、使われている表現や構成パターンを理解しましょう。その後、模範解答を書き写すことで、自然な英文の流れを体得できます。

ステップ2:テンプレートを使った練習 基本的な構成パターンをテンプレート化し、様々なトピックに応用して練習しましょう。同じ構成でも、語彙や表現を変えることで多様な回答が可能になります。

ステップ3:添削指導による実践練習 独学では限界があるため、学校の先生や塾の講師による添削指導を受けることが不可欠です。第三者の客観的な評価により、自分では気づかない改善点を発見できます。

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英検準2級面接の難易度と試験形式

面接試験の基本情報と流れ

英検準2級の二次試験は個人面接で、面接委員1人と約6分間の英語でのやり取りを行います。試験では応答内容、発音、語彙、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度が評価されます。

面接の流れは以下の通りです。入室後、面接委員から問題カードが渡され、パッセージとイラストを20秒間黙読します。その後、パッセージを音読し、No.1からNo.5まで5つの質問に順番に答えます。

問題カードには、社会的な話題を扱った60語程度の文章と、状況を説明するイラストが掲載されています。3級と比較して、文章の長さや内容の複雑さが大幅に増加しています。

英検準2級面接の採点基準とアティチュード

英検準2級の面接では、英語力だけでなく、コミュニケーションに対する積極的な姿勢も重要な評価要素となります。特に「アティチュード(態度)」は、面接官との自然なやり取りができているかを評価する項目です。

採点は「リーディング」「Q&A」「アティチュード」の3つの観点で行われ、それぞれに配点が設定されています。Q&Aでは、質問に対して適切で詳しい回答ができているかが重視されます。

二次試験の合格率は約80%と比較的高いですが、これは一次試験を突破した受験生のレベルが高いことを示しています。適切な対策を行えば、十分合格可能な試験です。

英検3級面接との違い|より高度な質疑応答

英検3級の面接では、パッセージに関する質問やイラストの状況説明が中心でしたが、準2級では受験者の意見や考えを問う質問が増加します。

特に、社会的な問題や抽象的な概念について自分の意見を述べる必要があり、単なる事実の説明だけでなく、論理的な思考力が求められます。

また、質問の内容も複雑になり、「なぜそう思うのか」「どのような経験があるか」など、より詳細で具体的な回答が期待されます。

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英検準2級面接対策方法|合格への実践的アプローチ

面接の流れと各段階での対策ポイント

面接対策で最も重要なのは、試験の流れを完全に把握し、各段階で求められることを理解することです。

入室から着席までは、基本的な英語での挨拶を行います。「Good morning/afternoon.」「Thank you.」など、自然で丁寧な挨拶を心がけましょう。

音読では、20秒間の黙読時間を有効活用し、読みにくい単語や文の構造を確認します。音読時は、適切な速度で、強弱やイントネーションを意識して読むことが重要です。

質疑応答では、質問をよく聞き、的確に答えることが求められます。答えがわからない場合でも、「I’m not sure, but I think…」など、何らかの回答を示すことが大切です。

質問パターン別の回答テクニック

英検準2級の面接では、出題パターンがある程度決まっています。各パターンに応じた回答テクニックを身につけることで、効果的に対策できます。

パッセージに関する質問では、文章の内容を正確に理解し、適切な部分を引用して答える必要があります。「According to the passage」「The passage says」などの表現を使い、根拠を明確にしましょう。

イラスト説明では、人物の行動や状況を現在進行形で説明します。「The man is talking on the phone while walking.」のように、複数の動作を同時に表現することも重要です。

個人的な質問では、自分の経験や意見を具体的に述べ、理由も併せて説明しましょう。「I think… because…」「In my experience…」などの表現を活用し、説得力のある回答を心がけます。

面接で使える重要フレーズと表現

面接中に困った時に使える重要フレーズを覚えておくことで、落ち着いて対応できます。

質問が聞き取れない場合は、「Could you repeat that, please?」「Pardon me?」などを使って聞き返しましょう。これらの表現は評価に悪影響を与えません。

考える時間が必要な場合は、「Let me think…」「Well…」「I think…」などのつなぎ言葉を使って、自然に時間を稼ぐことができます。

意見を述べる際は、「I believe that…」「In my opinion…」「I suppose…」など、多様な表現を使い分けることで、語彙力の豊富さをアピールできます。

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英検準2級ライティング対策におすすめの教材

公式教材・過去問集の活用法

英検準2級のライティング対策では、公式教材の活用が最も効果的です。『英検準2級 予想問題ドリル』は、本番と同じ形式の問題が豊富に収録されており、実践的な練習が可能です。

過去問集『英検准2級 過去6回全問題集』では、実際の出題傾向を把握し、時間配分の練習ができます。解答・解説も詳しく、採点基準に沿った模範解答が参考になります。

単語学習には『英検準2級 でる順パス単』を活用し、ライティングで使える語彙を増やしましょう。対応する『英検準2級 でる順パス単 書き覚えノート』で、スペリングの練習も同時に行えます。

市販の対策教材比較とおすすめポイント

ライティング専門の教材を選ぶ際は、解説の詳しさと模範解答の質を重視しましょう。採点基準に沿った解説があり、なぜその表現が良いのか、どこを改善すべきかが明確に示されている教材が効果的です。

また、様々なトピックの問題が収録されているかも重要なポイントです。環境問題、教育、国際交流、科学技術など、準2級で頻出する多様な話題に触れることで、本番での対応力が身につきます。

添削サービスが付いている教材や、オンラインで模範解答を確認できる教材も、独学での学習に役立ちます。

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【おすすめの教材】

・『英検準2級 予想問題ドリル
英検準2級 過去6回全問題集
英検準2級 でる順パス単

英検準2級面接対策におすすめの教材

面接対策専門書の選び方

面接対策には、音声付きの専門教材を選ぶことが重要です。『英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題』は、実際の面接の流れを再現したCDが付属し、本番の雰囲気を体感できます。

問題カードも実際の試験と同様のフルカラー仕様で、イラストの細部まで確認できます。また、音読の際の強勢やイントネーションが明記されており、一人でも効果的に練習できます。

複数の予想問題が収録されている教材を選び、様々なパターンの質問に慣れることで、本番での対応力を高めましょう。

オンライン教材とデジタル学習ツールの活用

現代の英検対策では、デジタル教材の活用も非常に有効です。英検公式の「バーチャル二次試験」では、実際の面接形式をシミュレーションでき、苦手な部分を重点的に練習できます。

オンライン英会話サービスを活用し、実際の講師と面接練習を行うことも効果的です。リアルタイムでフィードバックを受けられるため、発音や表現の改善点を即座に把握できます。

スマートフォンアプリを使った音読練習や、発音チェック機能を活用することで、隙間時間も有効に活用できます。

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【おすすめの教材】

・『英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題 [改訂版]

申し込み方法と受験料

受験資格と申し込み方法

英検準2級には年齢制限はなく、誰でも受験可能です。一般的には中学3年生から高校2年生が多く受験しますが、英語学習に早くから取り組んでいる場合は、それより早い段階でも挑戦できます。

検定料は2024年度から8,500円です。試験時間は一次試験が約105分、二次試験が約6分です。申し込みはインターネット、コンビニ、団体申し込みの3つの方法があります。

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まとめ|英検準2級合格への道筋

英検準2級は、3級と比較して大幅に難易度が上昇する試験です。特にライティングでは語数が増加し、より論理的で説得力のある文章構成が求められます。面接でも、社会的な話題について自分の意見を論理的に述べる能力が必要です。

しかし、適切な対策を行えば、中学生でも十分合格可能です。ライティングでは構成パターンを習得し、多様な語彙を使いこなす練習を重ねることが重要です。面接では、流れを把握し、積極的にコミュニケーションを取る姿勢を示すことが合格への鍵となります。

継続的な学習と実践練習を通じて、お子様の英検準2級合格を目指しましょう。この記事で紹介した対策方法と教材を活用し、戦略的かつ効率的に学習を進めていただければ幸いです。

▼ スカイトーク英検で英検準2級対策
『スカイトーク英検』のHP


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