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2025.06.12

英検3級ライティングと面接の難易度と対策方法|小学生・中学生でも合格できる完全ガイド

英検3級の受験を検討している保護者の皆様、お子様の英語学習に不安を感じていませんか?「英検4級や5級とはどう違うの?」「ライティングや面接って難しいの?」そんな疑問にお答えします。

英検3級は5級・4級で習得してきた基礎力の集大成の級で、レベルは中学卒業程度とされています。しかし、適切な対策を行えば、小学生や中学生でも十分合格可能です。この記事では、英検3級のライティングと面接の難易度から具体的な対策方法、おすすめ教材まで詳しく解説します。

英検3級と4級・5級の違いとは?レベルの変化を徹底解説

英検3級の基本情報と中学卒業程度のレベル

英検3級は、5級・4級で習得してきた基礎力の集大成の級で、レベルは中学卒業程度とされています。身近な英語を理解し、使用できることが求められます。

合格率のデータを見ると、英検3級の難易度の変化が明確に分かります。2015年の英検3級の合格率は52.9%で、4級の69.9%や5級の81.4%と比較して確実に難易度は上がってきています。現在は合格率が公表されていませんが、合格率が大幅に変わることは考えにくいため、現在も合格率は50%程度と考えられます。

4級・5級との決定的な違い|ライティングと面接の登場

英検3級が4級・5級と大きく異なる点は、試験内容にあります。3級からライティング試験および面接試験が加わり、書く力・話す力が的確に測定されます。

これまでの英検4級・5級では、リーディング(読む)とリスニング(聞く)の2技能のみが評価対象でした。しかし、英検3級からは、ライティング(書く)とスピーキング(話す)を含む4技能すべてが評価されるようになります。この変化により、総合的な英語力が求められるようになり、難易度が大幅に上昇するのです。

特に、多くの受験生が初めて経験するライティングと面接は、事前の対策なしには合格が困難です。合格率が低い理由は、英検5級や4級とは異なり、ライティングやスピーキングが課されるからです。

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英検3級ライティングの難易度と出題形式

2025年最新のライティング問題形式

英検3級のライティングは、2つの大問で構成されています。大問4はEメール問題です。提示された英文のEメールを読み、タスク(要件)を満たす返信になるよう、解答欄内に15〜25語程度の英文を書き込みます。大問5は英作文問題です。内容は、与えられたQUESTIONに対する自分の考えとその理由を、25~35語程度で書くというものです。

Eメール問題では、友達などからの日常的な手紙に対して適切な返信を書く能力が問われます。英作文問題では、「好きな季節は何ですか?」など、受験者自身についての身近な話題について自分の意見と理由を述べる必要があります。

ライティングの採点基準と合格に必要なスコア

英検3級のライティングは、たった1問で一次試験の33%を占める超重要項目です。各4点×4観点=16点満点の点数を基準に、各回の平均点を加味してCSEスコアが算出されます。

英検3級では、ライティングの採点は観点ごとに4段階で行われます。評価の幅が限られているため、減点要素はできるかぎり避けておくことが大切です。採点は「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点で行われ、それぞれが同じ重みで評価されます。

興味深いことに、各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されているとされていますが、実際には52%の正答率で英検3級に合格した中学生の例もあり、バランスが悪くても合格できる可能性があります。

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英検3級ライティング対策方法|効果的な学習法

※ 英検4級・5級に二次試験はありません。
※ 英検4級・5級はスピーキングテストのスコアを表記しています。
※ 英検4級・5級のスピーキングテストは任意で合否には関係しません。

Eメール問題の対策方法

Eメール問題では、相手からの質問に適切に答えることが最も重要です。Eメール問題の回答は、基本的に問題文と同じ時制を使えば問題ありません。リーディングに出てくるEメールの長文問題でも、過去にあった出来事、もしくは現在の状況説明が中心です。

効果的な対策方法として、応答文を作る練習に重点を置くべきです。英語の疑問詞「5W1H」、つまり what(何)、who(だれ)、where(どこ)、when(いつ)、why(なぜ)、how(どのように)を、本番の緊張した状況でも迷わず思い出せるよう、しっかりと頭に入れましょう。

Eメール問題は3文構成で解答するのが基本です。1文目でメールのテーマについての感想を述べ、2文目と3文目で相手からの2つの質問に答える形が理想的です。

英作文問題の対策方法

英作文問題では、決まった構成パターンを覚えることが合格への近道です。英検3級のライティングは「型」に沿って書き、説得力のある理由を書けば良いということが分かりました。

基本的な構成は以下の通りです。自分の意見(問題文を利用する)→「I have two reasons.」→「First, 1つ目の理由. +I like 〇〇.」→「Second, 2つ目の理由. +It makes me 〇〇.」この型に沿って書くだけで、採点基準の「構成」と語数をクリアできます。

英作文には、決まり文句として便利な熟語・慣用句がいくつかあります。英検3級のライティングでは、よく使われる表現を暗記しておくのがおすすめです。。

ライティング力向上のための学習ステップ

ライティング力を効果的に向上させるには、段階的なアプローチが重要です。

ステップ1:模範解答の書き写しから開始 ライティングが苦手で、何から始めていいかわからないという人は、過去問や問題集の解答例を書き写すことから始めましょう。そのうち、模範的な文の形式がわかってきます。

ステップ2:よく使われる表現の暗記と活用 大体のパターンがつかめたら、解答例を熟読し、よく使われる表現を覚えて自分の解答に使ってみるようにしましょう。

ステップ3:添削指導による実践練習 ライティングは正解が1つではないからこそ、自己採点が難しい技能です。ライティング練習は、必ず学校や塾の先生など、英語のプロに添削してもらってください。何度練習しても、第三者のフィードバックがないと絶対に上達しません。

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英検3級面接の難易度と試験形式

面接試験の基本情報と流れ

英検3級の二次試験は個人面接で面接委員1人と行い、応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価されます。試験時間は約5分間で、すべて英語でコミュニケーションを行います。

面接の流れは以下の通りです。面接委員からパッセージ(文章)とイラストが印刷された「問題カード」が手渡されます。まず、パッセージ(文章)を黙読するように指示されます。黙読時間は20秒間です。黙読後、面接委員から音読するように指示がありますので英語のタイトルから読んでください。音読の後、面接委員が質問しますので、答えてください。質問はNo.1からNo.5まで5つあります。

面接の採点基準とアティチュード

英検3級の面接では、英語力だけでなく、コミュニケーションに対する積極的な姿勢も重要な評価要素となります。実は、一番点数を稼ぎやすいのに、失点する人が多いのが「態度点」です。面接官とコミュニケーションを取ろうとする姿勢が、見られています。

朗報なのは、面接の合格率の高さです。過去のデータでは、英検®3級・二次試験の合格率が90%を超えていた時期がありました。過去の試験では10人中9人以上が合格しており、合格の難易度は低めです。

二次試験でのアティチュードとは、面接中の態度に関する評価です。「最初の挨拶で積極的にコミュニケーションを取っているか」「はっきり聞き取れる声で話しているか」などの姿勢が評価対象となります。

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英検3級面接対策方法|合格への実践的アプローチ

面接の流れと各段階での対策ポイント

面接対策で最も重要なのは、試験の流れを完全に把握することです。流れを把握できていないと、焦って本来の力が発揮できなくなってしまいます。

入室から着席までは、基本的な英語での挨拶と面接カードの受け渡しが行われます。面接委員から「Can I have your card, please?」と言われたら、「Here you are.」と答えてカードを渡します。

音読では、20秒間の黙読後、面接委員から音読するように指示がありますので英語のタイトルから読んでください。この際、タイトルから読むことを忘れないよう注意が必要です。

質疑応答では、No.1からNo.5まで5つの質問に順番に答えます。No.3のイラストの状況を説明する質問の後、面接委員から「問題カード」を裏返すように指示されます。これ以降は、「問題カード」を見ずに答えます。

質問パターン別の回答テクニック

英検3級の面接では、出題パターンがある程度決まっています。パッセージに関する質問では、文章の内容をもとに「Why」や「What」で始まる質問に答える必要があります。

イラスト説明では、絵に描かれている状況を「現在進行形」を使って説明します。例えば、「A man is watering the flowers in the garden.」のように、主語+be動詞+動詞のing形で表現することが基本となります。

個人的な質問では、受験者自身の経験や意見について聞かれます。この際、短すぎる回答は避け、理由も含めて答えるようにしましょう。

面接で使える重要フレーズと表現

面接中に質問が聞き取れない場合に備えて、聞き返すフレーズを覚えておくことが重要です。「Could you repeat that, please?」「Sorry?」「Pardon me?」などのフレーズを使うことで、面接委員に悪い印象を与えずに質問内容を確認できます。

つなぎ言葉として「Well…」「Let me see…」「I think…」などを活用することで、考える時間を稼ぐことができます。また、自信を持って答えるために「I like… because…」「I think… is good because…」などの基本構文をマスターしておきましょう。

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英検3級勉強法|効率的な学習計画

レベル別学習期間の目安

英検3級の合格に必要な学習期間は、現在の英語レベルによって大きく異なります。英検3級レベルの英語力がある中学生であれば約半月、英検4級レベルの小学生であれば早くて3か月、遅くとも6ヶ月で英検3級の取得が可能です。

英検®3級の合格に必要な勉強時間は現在の学習状況によっても異なりますが、15~200時間程度です。すでに基礎的な英語力がある場合は短期間での合格も可能ですが、基礎から学習する場合はより長期的な計画が必要になります。

技能別の効果的な学習方法

単語・文法の学習では、継続性が最も重要です。単語や熟語の暗記は1回15分程度、毎日学習を継続するのがポイントです。短時間でも最低1週間ほど繰り返し覚えることで、単語や熟語の意味が定着しやすくなります。

リーディング対策では、長文読解力の向上が不可欠です。英検3級では、掲示板やEメール、説明文などの文章を読んで内容を理解する能力が求められます。段階的に文章の長さを増やしながら、読解スピードと理解度の両方を向上させていきましょう。

リスニング対策では、日常会話レベルの聞き取り練習が効果的です。英検3級のリスニングは、家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物などの身近な話題が中心となるため、これらのトピックに関連する語彙や表現を重点的に学習しましょう。

英検3級ライティング対策におすすめの教材

公式教材・過去問集

英検対策では、公式教材の活用が最も効果的です。おすすめの参考書は、『英検3級 予想問題ドリル』です。ライティングの問題が「Eメール」「英作文」それぞれ4問収録されているので、時間を計りながら本番のつもりでやってみましょう。

単語学習には、単語集『英検3級 でる順パス単』などを使って、日本語の意味を見て、その見出し語の英単語を即座に思い出す訓練をするのもよいでしょう。この単語集に対応した形式の書き込み式ノート『英検3級 でる順パス単 書き覚えノート』を使えば、単語力の強化とスペリングの手書き練習が同時にできます。

過去問を活用した実践練習は、出題傾向を把握し、時間配分を身につけるために非常に重要です。本番と同じ条件で問題を解くことで、実際の試験での緊張感にも慣れることができます。

市販の対策教材比較

ライティングに特化した問題集を選ぶ際は、解説の詳しさと模範解答の質を重視しましょう。特に、採点基準に沿った解説がされているかどうかが重要なポイントです。

また、様々なトピックの問題が収録されているかも確認すべき要素です。英検3級のライティングでは幅広い話題が出題されるため、多様な問題に触れることで対応力を身につけることができます。

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【おすすめの教材】

・『英検3級 予想問題ドリル
英検3級 過去6回全問題集
英検3級 でる順パス単

英検3級面接対策におすすめの教材

面接対策専門書

面接対策には専門の教材を活用することが効果的です。英検3級の面接対策にいちばんおすすめの参考書は、『英検3級 二次試験・面接 完全予想問題 [改訂版]』です。評価のポイントや、質問を聞き取るときのコツといった情報に加え、豊富なQ&Aなど、受験者が不安に感じる点に対してきめ細やかに対応した内容となっています。

付属の「問題カード」は、実際の試験と同様フルカラーで、本番の気分を模擬体験するのにぴったりです。また、強く読む部分やイントネーションの高低、ポーズなど音読の注意点が明記されていて、一人でも音読を練習できるよう工夫が凝らされています。問題は7セット収録されており、数をこなしてトレーニングすることもできます。

オンライン教材とデジタル学習ツール

現代の英検対策では、デジタル教材の活用も有効です。日本英語検定協会が推奨しているサービス「バーチャル2次試験」を試してみるのがおすすめです。自分の苦手なパートを集中的に練習できるので、とても便利なサービスです。

面接練習ができるオンライン英会話も効果的な学習ツールです。実際の面接官役の講師と練習することで、本番での緊張感に慣れることができます。また、発音や表現についてリアルタイムでフィードバックを受けられるため、短期間での上達が期待できます。

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【おすすめの教材】

・『英検3級 二次試験・面接 完全予想問題 [改訂版]

申し込み方法と受験料

受験資格と申し込み方法

英検3級には年齢制限はなく、誰でも受験可能です。一般的には中学1年生から中学3年生が多く受験しますが、英語学習に早くから取り組んでいる場合は、それより早い段階でも挑戦できます。

検定料は2024年度から6,900円です。試験時間は一次試験が約65分、二次試験が約5分です。申し込みはインターネット、コンビニ、団体申し込みの3つの方法があります。

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まとめ|英検3級合格への道筋

英検3級は、4技能すべてが評価される本格的な英語試験として、英検5級・4級とは大きく異なる特徴を持っています。特に新たに追加されるライティングと面接は、事前の対策なしには合格が困難です。

しかし、適切な対策を行えば、小学生や中学生でも十分合格可能です。ライティングでは型を覚えて練習を重ね、面接では流れを把握してコミュニケーションへの積極性を示すことが重要です。

継続的な学習と実践練習を通じて、確実に英検3級合格を目指しましょう。お子様の英語学習の大きな一歩として、英検3級への挑戦を応援しています。

お子さまの英検3級合格を目指して、この記事で紹介した情報やアドバイスを参考に、戦略的かつ継続的に学習を進めていただければ幸いです。

▼ スカイトーク英検で英検3級対策
『スカイトーク英検』のHP


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